【費用】市民農園を利用して1年間で購入したものと金額を解説!

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畑を借りて、家庭菜園に挑戦したいけれど、費用がどれくらいかかるのか気になりませんか?

今回は、初心者の私が、実際に市民農園を借りて野菜作りをした体験をもとに、何にどのくらいの出費があったのかまとめてみました。

この記事を読むことで、市民農園や貸し農園で家庭菜園を始める時に、購入した方がいいものや、その物品の相場を知ることができます。

結論
農具の貸し出しがある市民農園の年額(4000円)も含めて、1年間で畑に関する出費は25,300円だった

目次

市民農園を利用してかかった費用

私が利用した市民農園は、基本的な農具(ジョウロ・スコップ・クワ・一輪車など)の貸し出しがあったので、自分で買い集めた道具は少なくて済みました。

大まかに分類すると、長靴や園芸用グローブ、鳥よけネットなどの小道具は8,100円。肥料などの消耗品は約6,600円。苗や種は約6,600円。市民農園の年間利用料金は4,000円となり、年間の合計金額は25,300円となりました。

購入した道具の詳細を以下の表にまとめました。

購入した道具

ここでまとめたのは、翌年も使用できる小道具を記載しました。

収穫や剪定に使用するハサミは、自宅にあったものを使用したため、0円になっています。

購入した道具金額(円)
霧吹き300
園芸用スコップ500
園芸用手袋800
鳥よけネット1,000
長靴1500
防虫ネット2,000
支柱2,000
ハサミ(自宅にあったもの)0
購入した道具の合計8,100
購入した道具

霧吹きは、アブラムシが大量発生してしまった時に、片栗粉とお湯で退治する方法を試した時に使用しました。

詳しくは、こちらの記事で紹介していますのでご覧ください。

園芸用スコップは、「剣先スコップ」と呼ばれる大きい農具ではなく、片手で持てる小さいスコップのことです。剣先スコップは市民農園での貸し出しがありました。

スコップは、小さな傷がつきやすく、錆びやすいため、ステンレス製のものがおすすめです。

園芸用手袋と長靴の選び方のポイントは、こちらの記事にまとめました。

個人的には、長靴は口が閉まるひも付きのものを、園芸用の手袋は、指先に滑り止めが付いているものがおすすめです。

軍手や1000円程度の長靴でも作業はできますが、長靴には泥が入ったり、軍手は水分を含んで冷たく重くなるなど、使いづらさを感じることがあります。身に着けるものの初期投資は時にケチらずしておけばよかったと後悔しています

鳥よけネットや防虫ネットは、地域によっても被害に差があると思います。初めからすべて買い集めずに、必要に応じて購入を検討するようにしましょう。

支柱は、野菜の苗が倒れないようにするために必要です。作物によって必要な長さは変わるため、作りたい作物が決まったら、必要に応じて買い足しましょう。

ハサミは、自宅に余っていた日常使いするハサミを使用しています。しかし、半年ほどで錆びてしまいました。園芸用のステンレスのハサミを購入することをおすすめします。

おいも

夏場は暑いので、持ち運び扇風機などの涼しいグッズもそろえるとgood!


購入した消耗品

肥料や土づくりに必要な資材などの消耗品をまとめました。

作物と支柱を結ぶヒモは、自宅にあったものを使用したた0円になっています。

購入した消耗品金額(円)
黒のビニールマルチ2,000
ヒモ
苦土石灰1,000
発酵鶏ふん堆肥(単価200×2)400
化成肥料888 1㎏1,000
やさお酢スプレー本体800
やさお酢詰め替え(単価700×2)1,400
購入した消耗品の合計6,600
購入した消耗品

マルチング資材には、黒や透明、有機物など様々な種類があります。

マルチングの種類についてはこちらの記事にまとめたのでご覧ください。

季節や用途によって、マルチング資材を使い分ける場合もありますが、黒のビニールマルチはオールシーズンに利用でき、使い勝手もいいため、初心者さんは黒のビニールマルチを購入しておけば間違いはないでしょう。

ヒモは、自宅にあったビニールひもを利用しました。家庭菜園用の「麻ヒモ」は、土に還る素材なので、使い終わったビニールひものゴミを持ち帰るのが面倒な方や、新しく買い足す場合は、麻ヒモの方が環境にやさしいのでおすすめです。少量しか使わないので、百均で購入するのがおすすめです。

苦土石灰・堆肥・肥料は育てたい野菜の種類や、畑の土によっても変わります。自分の畑にあった資材を適宜購入しましょう。野菜と土質ごとの土づくりのポイントはこちらの記事にまとめたのでご覧ください。

やさお酢は、お酢でできた資材で、一部の害虫予防や退治に利用できます。また、植物を元気にする効果もあります。やさお酢をかけると、野菜が元気になっているような気がするため、私は愛用しています。


購入した野菜の苗と種

苗はオクラがアブラムシの被害で枯れてしまったため、予定よりも2株多く購入することになりました。

種は、ニンジンの種まきに失敗してしまい、2袋購入しました。

種は、たくさんまきたい思いがあり、購入しすぎてしまったため、ベビーリーフ・シソ・ペパーミントなど一部の種は今年度中に使いきれなかったものもあります。

購入した野菜の苗と種金額(円)
ナスの苗(単価300×6) 1,800
オクラの苗(単価150×6)900
エダマメの苗(単価150×6)900
トマトの苗(単価250×2)500
ブロッコリーの苗(単価100×4)400
リーフレタスの種150
サンチュの種150
サニーレタスの種150
ベビーリーフ の種150
モロヘイヤ の種150
シソの種150
ペパーミント の種300
コマツナの種300
ホウレンソウの種300
ニンジンの種(単価150×2)300
購入した野菜の苗と種の合計6,600
購入した苗と種

野菜の苗や種は、思わぬ虫の被害や病気により枯れてしまうことがあるため、想定よりも多い出費になりました。

種から育てた方が、金額的には断然安く済みますが、手間や失敗の少なさを考えたら、苗から育てることがおすすめです。

また、私のように、たくさん育てたいからといって種を購入しすぎてしまうと、来年には種の使用期限が切れてしまい、発芽率が悪くなることがあります。種は計画的に購入すればよかったと反省しております。

今年は、リーフレタス・サニーレタス・サンチュ・ベビーリーフなど、違いも分からず大量に種を購入したため、畑はレタスだらけになりました!(毎日リーフレタスを食卓に並べたら、夫の便秘がよくなったのでよかった!)

種や苗は計画的に購入しましょう!

市民農園の年間使用料

私が利用していた市民農園の利用料金は年間4,000円でした。

年額は申し込みの時に一括で支払いをしました。

1年間の出費と来年以降も使える道具

手持ちの家庭菜園の道具ゼロから、農具の貸し出しのみを行っている市民農園を利用して1年間野菜づくりをした出費の合計は、25,300円だったと前項までで解説してきました。

これらの出費に、交通費(ガソリン代)、日焼け止め代などは含めていないため、遠方の市民農園を借りる場合は、交通費などもかかることを念頭におきましょう。

ここからは、単純計算で、来年も引き続き使えるものをまとめてみました。

引き続き使えるもの金額(円)
霧吹き300
園芸用スコップ500
園芸用手袋800
長靴1,500
鳥よけネット1,000
防虫ネット2,000
支柱2,000
黒のビニールマルチ(半分以上残あり)2,000
ハサミ
ヒモ
引き続き使えるものの合計10,100
引き続き使えるもの

単純計算で、来年の出費を予測すると…
1年間の出費(25,300円)−引き続き使えるもの(10,100円)=15,200円

来年も同じ地域で同じ広さを借りられるとすると、来年1年間の出費は15,000円程度で済むと予想されます!

経年劣化の難しい計算はナシの単純計算です。

レンタル農具がない時に購入する道具

私が利用した市民農園は農具のレンタルがありましたが、農具から自分で揃えるとなると、金額も変わってきます。

そこで、レンタル農具がなかった場合にかかる費用も計算してみました!

※★がついている道具は、必須です。

※それ以外の農具はあると便利なもので、実際に私が市民農園で借りていた道具です。

必要な道具金額(円)
★必須
ジョウロ8L以上
2,500
★必須
剣先スコップ
2,000
★必須
クワ
3,000
三角ホー3,500
レーキ3,500
一輪車15,000
必要な道具の合計28,500
必要な道具

家庭菜園ベテランの方からすると、もっと必要な道具はたくさんある!という意見を頂くと思います。

しかし、自分に畑が合うかも分からないまま、たくさん道具を買い揃えるのは、場所もとり、出費も痛いので、あまりおすすめしません。

そのため、今回は、初心者の私がが実際に畑で初めて野菜づくりをして使用した農具にしぼって記載しています。

この表からもわかるように必要最低限の農具であれば、1万円以下で買い揃えることができます。

農具を使う頻度

農具のレンタルがない施設であれば、自分で買い揃える必要があります。

しかし、一年中使うものと、1年に数回しか使用しないものでは、商品の選び方も変わってきますよね。

ここでは、前項で紹介した農具を1年のうちにどのくらい使用するか解説します。

農具使用する場面
ジョウロ
★必須
・種まき(春と秋)
・苗の植え付け(春と秋)
・雨が降らないとき
・猛暑日が続き土が乾燥する時
剣先スコップ
★必須
・土おこし
(種まき・苗の植え付け前基本年2回)
・寒おこし(冬 年1回)
・イモ類の収穫(年1〜2回)
・収穫後の株を抜く(年1〜2回)
・堆肥づくりの穴を掘る(随時)
クワ★必須・耕す(約年2回)
・畝づくり(約年2回)
・通路の草取り(夏場は頻回)
・中耕(作物による)
・土寄せ(作物による)
三角ホー
・通路や畝の草取り(夏場は頻回)
・中耕(作物による)
・土寄せ(作物による)
※三角ホーのほうが軽くて楽だが、クワでも代用できる
レーキ・畝立てのときに畝の表面をならす(基本は年2回)
※レーキのほうが使いやすいが、クワの刃の側面でも代用できる
一輪車・重い資材を運ぶ
※とくに土づくりの際は、堆肥などを10kg以上運ぶこともある。土づくりは基本は年2回
※抱えたり、担いて持っていくことで一輪車の代用にする
農具を使用する場面

夏場の猛暑日が続いて雨が降らない時は、ジョウロは必須になります。

ジョウロは、よくある緑や青のプラスチック製のもので十分です。

クワや剣先スコップは、使用頻度としてはさほど多くないですが、畑で野菜を作るには欠かせない道具になります。

また、土で汚れたり、小石で傷がついたりするため、錆びを防ぐために、ステンレス製のものを使用するのがおすすめです。

道具を自分で揃えることが大変!と感じた方は、民間企業が運営する「シェア畑」がおすすめです!

シェア畑は、市区町村が運営する市民農園より料金は上がりますが、農具のレンタルが必ずついています。

市民農園は、場所によってレンタル農具の有無はさまざまなので、手軽に畑を始めたい方は、シェア畑の利用を検討してみてください。

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