市民農園のルールとマナー 8つのポイントを解説!実践してトラブルや嫌がらせを防ごう!

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市民農園のルールやマナーが分からず、トラブルや嫌がらせをされないか不安を感じていませんか?

私は、家庭菜園の初心者ですが、1年間市民農園を借りて、実際に野菜を育てました。


そこで、様々な経験をし、ルールやマナーの大切さに気付きました。

今回は、私自身の経験も踏まえて、市民農園を利用するにあたり基本となるルールとマナーのポイント8つを解説します。

この記事を読むことで、周囲の方々とよりよい関係になり、トラブルなく市民農園で過ごすための方法がわかります。

【市民農園とは】
農家ではないの市民が、小さな畑で利益を目的とせずに野菜や果物、花などを栽培する活動のこと。
その活動のために、農家などから提供される畑や、農家の畑を地方自治体、農業協同組合、個人などが施設を整備して提供する農園のことをいう。

市民農園は、大きな畑の中の一部のスペースを借りて野菜をつくります。

そのため、必然的に「隣の畑」ができます。

周りの利用者さんと良い関係を築くことが、市民農園を気持ちよく利用するポイントにつながります。

目次

①あいさつをする

おいも

あいさつは周りの人とのコミュニケーションの基本になります!

私は、農園内ですれ違った方全員にあいさつをするよう心がけています。すると、雑談する機会も増え、野菜の育て方のアドバイスをいただけることもあります。

また、農園のスタッフさんにも同じようにあいさつします。私が借りた農園のスタッフさんはフレンドリーな方が多かったので、「暑いから休憩しながらやってね!」とか、「日が短くなったねぇ」など、他愛もない話をしてくれることもあり、ひそかに癒されていました。


そうした日々の繰り返しで、ちょつとした野菜栽培のコツを教えてくれたり、何かと助けてくれたりします。

こうした経験から、日々のあいさつは大切だと感じました。

中には、意図的に目を合わせようとしなかったり、あいさつが返ってこない時もあります。そんなときは、深く考え過ぎずに会釈をしましょう。

②市民農園で出したゴミは持ち帰る

自分で出したゴミは持ち帰る。

これは農園に限らず言えることです。

ゴミを放置すると、周囲の畑にゴミが飛んで迷惑になります。

また、見た目が悪くなるだけでなく、虫や病気が発生する原因不明にもなり、せっかく作った野菜を傷つけてしまうことにもつながります。

③草むしりはこまめに行う

雑草の管理については、農林水産省のホームページのQ&Aにも記載されています。

Q.利用する場合に注意することはありますか。
A.利用にあたっては、雑草を繁茂させないよう注意する必要があります。
農林水産省より引用)

暖かい季節の草むしり

草むしりをせずに放置すると、畑はあっという間に草だらけに。

特に夏場の雑草の勢いは凄まじく、1.2週間で平気で腰丈を超える草もあります。

雑草を放置すると、害虫の被害が出るだけでなく、風通しや日当たりにも影響するため、作物が病気になる可能性もあります。

また、本来、野菜が成長するために必要な栄養分を雑草が吸い取ってしまい、野菜の育ちが悪くなることもあります。

私は実際に、背丈が3~5cmほどの草を、自分の畑の面積の3割ほど生やしてしまった時に、「草がすごいよ!雑草はしっかり抜くこと!」と、隣の畑の方に注意されたことがあります。

(正直、こんなに小さな草でも許されないのか…とプレッシャーに感じてしまいました。)

写真は草むしりをするよう注意されたときの畑。
畝の右側が特に草が生えてきています。

その後は、夏場は週1回以上は必ず草むしりをしていました。

多いときは週3〜5日のペースで市民農園に足を運んでいました。
(メインは水やりでしたが、草むしりもちょくちょくしました。)

夏場の草むしりは正直大変です!

マルチングや防草シートで対処することもできるので、こちらもお読みください。(●作成中)

寒い季節の草むしり

10℃を下回る冬場は、草が伸びにくくなるので、1ヶ月~2ヶ月に1回程度のペースで草むしりをしました。

夏の草は、冬場には枯れることがほとんど。

私の身長より少し低い草がそのまま放置されて枯れている畑もありました。

枯れた雑草もそのままにしておくと、日当たりが悪くなったり、病害虫による被害の可能性もあるので、草むしりとその後の片付けをしっかりと行いましょう。

私の場合、職場と市民農園が近くにあったので、通いやすく、草むしりもそんなに苦ではありませんでした。

草むしりは、畑とは切っても切り離せない関係です。

根気よく引っこ抜きましょう!

④雑草や切った野菜の枝葉は片付ける

「雑草や野菜くずは所定の残渣置き場に片付けること」このように、私が借りた市民農園でも、利用規約に記載されていました。

草むしりした草や、虫食いの野菜や、伸びすぎた枝葉は、畑にそのまま放置せず、市民農園内に設置されている「残渣置場」という、野菜くずや雑草を捨てる専用の置き場に持っていきましょう。

ここでの注意点は、残渣置場の集められた野菜くずや雑草は、堆肥といって、発酵させて新たな肥料にされる材料にすることが多いです。

そのため、自然で分解できないゴミ(ティッシュやペットボトル、ビニールのひもなど)は残渣置場に置かないようにしましょう。

ゴミは各自持ちかえりましょう。

⑤借りた道具はきれいに水洗いして返す

市民農園によっては、農具を貸してくれるところもあります。

私が借りた市民農園の利用規約には、「借りた道具は洗って返してください」と書いてありました。

農具は、ほんの少し使っただけでも、意外に土で汚れます。

水道か井戸でしっかりと泥や汚れを落としてから返却しましょう。

⑥農薬は周囲に確認してから適切に使用する

農薬の管理については、農林水産省のホームページのQ&Aにも記載されています。
Q.利用する場合に注意することはありますか。
A.農薬の使用についても、人畜に危険を及ぼさないように適切に利用する必要があります。
農林水産省より引用)

農林水産省より、市民農園で農薬を使用する場合は、周りに危険のない量で適切に使って下さいという注意喚起がなされています。

農薬の使用自体は禁止されていませんが、市民農園では、農薬を使わない「無農薬」で野菜を育てている方が多いです。

周りの方に相談せずに農薬を撒くと、「うちは無農薬なのに、風でおたくの農薬が飛んでくる!」なんてトラブルになるかもしれません。

私の実体験で、虫対策のために、「お酢」を霧吹きでかけていたら、「農薬じゃないだろうな?」と疑いをかけられたことがあります。

顔を合わせるタイミングが合えば、一声かけるのが無難だと感じました。

⑦自分の作物が畑の外に出ないよう注意する

自分で育てている野菜たちが、すくすく育つと嬉しいですよね!

しかし、そのまま伸ばしっぱなしはNGです。

市民農園を借りるとき、隣の畑や通路の境目になる目印(杭など)の説明があるかと思います。

その境目から、自分の畑の野菜の葉や枝や果実を出さないように管理するのがマナーです。

自分のスペースからはみ出してしまう場合は、支柱で固定したり、ハサミで切って処理しましょう。

自分の作物が、隣の畑や通路にはみ出していた場合、野菜の枝を折られたり、注意されたり、何らかのトラブルになる可能性があります。

そのため、自分の畑の範囲を超えて、野菜を作ることは控えましょう。

⑧借りた畑の周囲もきれいに保つ  

自分の畑の位置にもよりますが、通路に接する畑を借りた場合、通路も草むしりをしている方が多かったです。

これは、市民農園のルールで説明されたわけではありません。

農園スタッフさんから頼まれたわけでも、注意されたわけでもありません。

しかし、私の借りた畑の周囲の方々は、通路まで草むしりをしていました。

それも、きっちり自分のスペース分です。

お隣さんの通路まで、草むしりされてきれいで、私の畑の前の通路は草ボウボウ…これはやらねばとなりました。

それから、コツコツと通路も含めて草むしりをするようになりました。

※それぞれ市民農園ごとにルールや暗黙の了解があると思うので、農園スタッフさんに確認するか、周囲の空気を観察してみて下さい。

補足

今回は、市民農園を利用するにあたっての基本的なルールとマナーを解説しました。

市民農園ごとに、規則が異なる場合があるため、農園の利用規約に記載されたことを守ることが大切です。

ルールやマナーを守り、利用者さんとよい関係を築くことで、野菜づくりのアドバイスをもらえたりと、自分にとってプラスになることばかりです。

しかし、ルールやマナーを守っていても、トラブルが発生した場合には、速やかに農園のスタッフに相談しましょう。

この記事を読んで、市民農園の人間関係が面倒かも…と思ってしまった方へ

利用者さんに気を遣いすぎて、ストレスで体調を崩すことになったら、せっかくの癒やしの畑ライフが台無しです。

私は、人付き合いは得意な方ではありません。
むしろ苦手です。本当は黙々と土をいじっていたいと思う日もあります。

そんなときは、畑へ行く時間帯を、人が少ない日が暮れる直前や、日曜日の昼間に行ったりしています。

口出しされるのが苦手な方や、ひっそりと畑で過ごしたい方は、人が少ない曜日や時間をリサーチし、その時間に自分の畑の管理をするのも一つの手です。

自分にあったスタイルを探してみて下さい。

結論


市民農園のルールやマナーのポイント

・あいさつをする
・ゴミは持ち帰る 
(人として大切)

・雑草の管理をしっかり行う
・雑草や野菜の枝葉を片付ける
・農薬は周囲に確認してから適切に使用する
(農園のルール)

・借りた道具はきれいにして返す
・自分の作物が畑の外に出ないよう注意する
・借りた畑の周囲もきれいに保つ
(農園でのマナー)

注意点
あくまで市民農園の一例なので、それぞれの市民農園のルールを確認し、困ったことは農園のスタッフさんに相談しましょう。

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