野菜づくりを畑でやってみたいな!
でも、土地をもっていないんだ。
土地をもっていなくても大丈夫!
家庭菜園を楽しみたい人に畑を貸してくれるサービス『市民農園』があるんだ!
私は、家庭菜園を畑で挑戦してみたいと思い、市民農園という市が管理する畑のある施設で、さまざまな野菜を育ててきました。この記事では、どのように市民農園を探し、どんな手続きで畑を借りることができたのかをお伝えします。
結論
「〇〇市 市民農園」で検索!畑の見学して、必要な手続きと準備をすると畑を借りることができる。
市民農園とは
市区町村が運営する農園と、民間企業が運営する農園を合わせて市民農園と呼ぶこともありますが、一般的には、市区町村が運営する貸し農園を「市民農園」とよび、民間企業が運営する貸し農園を「シェア畑」や「貸し農園」と表現することが多いです。
この記事では、市区町村が運営する農園のことを市民農園と呼ぶことにします。
市民農園は比較的安く借りることができる分、水道や農具の貸し出しなどの設備が整ってない場所もあります。
家庭菜園の初心者で、野菜づくりについて指導員に教えてほしい人や、手ぶらで気軽に家庭菜園を楽しみたい人は、料金は高くなりますが、民間企業が運営する「シェア畑」がおすすめです。
手軽さを求める人はシェア畑を借りることも考えよう!
市民農園とシェア畑の違いについてはこちらの記事に詳しくまとめたのでご覧ください。
市民農園を借りる手順
市民農園を借りるためには、自分の住んでいる地域に市民農園があるのか検索して探し、借りるための手続きをしなければなりません。
市民農園をかりる手順を詳しく解説するよ!
①「〇〇市(お住いの市町村) 市民農園」で検索
まずは、インターネットで、お住いの地域の「市町村」と「市民農園」というキーワードをセットにして検索します。
すると、検索結果の上位に、市町村の公式ホームページが表示されることが多いです。
【例】
・市民農園〇〇市 -〇〇市-
・ふれあい農園 -〇〇市-
・レクリエーション農園 -〇〇市-
このような名前のついたホームページを見て、お住いの市町村に市民農園があるか探します。
市民農園を探すときの注意事項
- お住まいの市町村のホームページに掲載させていることを確認してください。
- 市民農園は市町村によって名称が異なるため、「ふれあい農園」や「レクリエーション農園」といった名称の場合もあります。
- 「市民農園クラブ」といった名称でも、民間団体が運営している施設もあります。
お財布にやさしい市民農園を希望している方はこれらの点を確認してみてね!
◎例として、埼玉県の市民農園をまとめてみました!参考までにご覧ください!
②ホームページの電話番号へ問い合わせる
ホームページで市民農園を見つけることができたら、記載されている電話番号へ連絡しましょう。
【電話で伝えること】
- 市民農園を借りたいと伝える。
- 見学は可能か聞く。
- 市民農園を借りることになった場合に必要な手続きや、手続きする場所を確認する。
1.市民農園を借りたいと伝える
※別の問い合わせ先を伝えられたら、そちらに問い合わせをします。
・(今年度は満員と言われた場合は市民農園を借りることは諦めます。来年度の募集はいつから開始されるか、応募方法は決まっているのかを確認しておくことをおすすめします。家庭菜園を諦めたくない方は、民間団体が運営するシェア畑を借りるか、自宅のベランダや室内でプランター栽培も検討してみて下さい。)
2.見学は可能か聞く
・見学可能な日時や、農園のスタッフがいる時間を確認しておくとよいでしょう。
・ホームページに記載されている、一区画分の畑の広さを、実際に見学することで、畑の大きさもイメージしやすくなります。
・農園の雰囲気や、スタッフさんの雰囲気も知ることができるため、事前に見学することをおすすめします。
3.必要な手続きや、手続きする場所を確認する
・自宅から離れた場所に申請手続きをしにいく場合があることもあるので、申請や支払いのために足を運ばなければならない場所を把握しておくと、本格的に借りる手続きに入った時に予定が立てやすいと思います。
【体験談】
私の場合、住んでいる市が大きく、市役所ではなく、市内の支所で申請書の提出や支払いをするよう説明がありました。市役所から距離が離れていたので、あらかじめ確認しておくと安心だと思いました。
・市民農園の問い合わせ先へ電話「市民農園を借りたいです」と伝える
・「畑の見学はできますか?」と聞く
・「畑を借りる場合、どこでどんな手続きが必要ですか?」と確認しておく。
③実際に市民農園を見学し、借りたい広さや場所を決める
市民農園を見学する時は、以下のポイントをみておくことをおすすめします。
- 広さ:数字でみるより、実際の畑を見学した方が広さのイメージがしやすい。
- 利用期間:募集開始時期や契約期間を確認する。
- 利用料金:年額で記載されていることが多い。
- 利用可能時間:自分の生活の中で行ける時間はあるか確認する。
- 設備:水道はあったほうがいい。
- 駐車場:重い資材を運ぶことがあるため、車で通える方が便利。
- 農園スタッフの雰囲気:トラブルがあった時や契約変更で関わる可能性がある。
- 利用者の雰囲気:近くの畑の人とは関わりが深くなる。
- アクセスのよさ:通うことが苦にならない距離と場所。
市民農園の見学のポイントはこちらの記事に詳しくまとめたのでご覧ください。
市民農園の広さがホームページに書いてるけれど、見慣れない単位で広さが想像できないなぁ。
契約をした後に、こんな広さだったら借りたくない!というトラブルを防ぐためにも、事前に見学をして広さを確認しておこう!
市民農園の広さの単位は『㎡』で記載されていることが多いですが、あまり使う単位ではありません。
そのため、数字や単位だけみても、広さがイメージしにくい方がほとんどではないでしょうか?
私が実際に借りている畑は、10㎡ですが、はじめはピンときませんでした。
10㎡は約5畳の広さですが、実際の畑を見てみると、私の感覚的には、5畳より狭く感じました。
広さを知るためにも見学することをおすすめします。
また、案内してくれる農園のスタッフさんの雰囲気も知ることができます。
市民農園を借りたあと、困ったことやわからないことは、農園スタッフさんに助けてもらうこともあります。また、農園内で顔を合わせることも時々あるため、可能であれば、見学の時に、スタッフさんとの関わりを持つことをおすすめします。
【私の体験談】
スタッフさんと一緒に畑を見学をし、畑の広さと場所を決めました。
その際に、農園を利用している市民の方もいらっしゃり、「あそこの畑は隣の人が優しいよ!」「あそこの畑の人はベテランだから色々教えてもらいな!」「あそこの人は意地悪だから、隣を借りたらいじめられちゃうよ!」といった人間関係についても教えてもらいました。
ただ広さや日当たりだけで選ぶのではなく、人間関係も大事なんだなぁと実感しました。
畑の広さだけじゃなくて、気持ちよく野菜づくりをするために、人間関係を知っておくことも必要!
④必要な手続きをする(申請書、振込など)
市民農園を借りることを心に決めたら、必要書類を記入し、提出します。
また、利用料金の支払いも必要です。
手続きに関しては、市民農園や、各市町村の担当部署に確認しましょう。
⑤自分で準備が必要なものを用意する
市民農園によって設備がことなるため、必要なものを事前に用意しましょう。
市民農園によって、水道の有無、野菜の水やり用の井戸水のみの設置、トイレの有無、スコップやクワやじょうろなどの貸出の有無が施設によって異なります。
自分が借りようとしている農園の設備に応じて、自分で必要なものを買いそろえる必要があります。
私が利用した市民農園は、水道、トイレ、井戸水、剣先スコップ、クワ、レーキ、一輪車、じょうろなどは、利用料金のなかに含まれていました。
そのため、はじめに自分で準備したものは、土作りに必要なもの(堆肥、苦土石灰、化成肥料)、種、苗、支柱、支柱を結ぶ麻ひも、マルチングシート、枝切りの小さいハサミ、小さいスコップ、長靴、汚れてもいい服装くらいでした。
総額1〜2万円で揃えました。
実際に購入したものの内訳はこちらの記事に詳しくまとめたのでご覧ください。
⑥契約開始日から、畑スタート!
いよいよ畑生活のスタートです!
畑をしているうちに、足りないものが出てきたら適宜買い足していきましょう。
結論
市民農園で家庭菜園を楽しみたいと考えている方は、以下の手順で行動してみてください。
- 「〇〇市 市民農園」で検索
- 借りることはできるか問い合わせる
- 見学
- 手続き
- 必要なものをそろえる
- 畑スタート
畑で野菜を作ることはとっても楽しいです!
ぜひ、市民農園を探して、野菜づくりにチャレンジしてみてくださいね!