【市民農園の基本のまとめ】市民農園について知ろう!

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おいも

畑で野菜を育ててみたいけれど、どこで畑を借りたらいいのか、トラブルがないか不安な方はいませんか?

私は、家庭菜園の初心者ですが、市民農園を思い切って借りて、野菜づくりに挑戦し、たくさん収穫ができました。

新たな家庭菜園という趣味をみつけ、自然に癒され、自分で作った野菜をたくさん食べるようになり、健康的な生活送れるようになりました。

このブログでは、野菜づくりの楽しさや自分で作った野菜のおいしさをぜひ皆さんにも知ってほしいという思いがあり、「初心者が自分にあった市民農園をみつけて収穫までたどり着けるためのブログ」をコンセプトにブログを書いています。

このブログでは、私が1年間市民農園を借りて体験したことをもとに、市民農園で実際にあったトラブルややっておいたほいがいいことについて解説します。

目次

家庭菜園には様々な方法がある

家庭菜園とは、自宅や市民農園などの畑を借りて野菜や果物などの栽培を行うことをいいます。

◎家庭菜園にはいくつか種類があります。

  • プランター栽培:自宅のベランダでプランターで野菜を育てる。
  • 庭を使う:庭の一部を畑のように使い作物を育てる。
  • 畑:畑の土に直接作物を植えて育てる。

私は、家庭菜園の初心者ですが、思い切って市民農園をかりて野菜の栽培に挑戦しました。市民農園は、大きな畑をいくつかの小さな区画に分けて、その一区画をかりて作物を栽培します。直接地面に作物を植えることから、根はよく伸びるため、プランター栽培よりも収穫量が多くなるメリットがあります

ここ最近は「農レジャー」という言葉も出てきたように、市民農園などを借りて農を楽しむことがブームになっているように感じられます。

そこで、私が民農園をかりて感じた「市民農園が人気の理由」をまとめてみました!

市民農園が人気の理由7つ

  • 市民農園は疲れた現代人の癒やしの空間
  • 市民農園は自然に触れる喜びを味わえる
  • 自分の努力が収穫という形でみえる
  • 自分で育てた野菜はおいしい
  • 採れたての新鮮野菜を食べることができる
  • 野菜を食べる機会が増えて健康的な食事になる
  • 場合によっては節約になる

市民農園のニーズが高まっている理由について、詳しくはこちらの記事にまとめたのでご覧ください。

貸し畑には種類がある

農家でない限り、農地である畑は基本的に自分のものにすることができません。そのため、畑をレンタルするのが一般的です。

貸し出しをしている畑についての呼び方は、それぞれの施設やホームページによってばらつきがありますが、ここでは、市区町村が運営する農園を「市民農園」と、民間企業が運営する農園を「シェア畑」とよぶこととします。

畑をレンタルしているところは、大きく分けると以下の2つに分けられます。

  • 市民農園:市区町村が運営している。
  • シェア畑:民間企業が運営している。
おいも

市民農園とシェア畑の相場やメリット・デメリットを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

シェア畑のメリット・デメリット

シェア畑のメリット

  • 水道やトイレなどの設備が充実している。
  • 農具(ジョウロやクワなど)のレンタルがある。
  • 菜園アドバイザーとよばれる指導員がいることが多いため、初心者でもアドバイスをもらいながら野菜の栽培ができる。
  • 野菜づくりの失敗が少ない。
  • 堆肥や肥料や苗も利用料金に含まれている。
  • 手ぶらで気軽に家庭菜園を始めることができる。
  • 定期的に講習会やイベントを開催している。
  • オプションで野菜のお世話を依頼できるプランがある。

シェア畑のデメリット

  • 入会金が必要。
  • 利用料金はやや高めに設定されてる。
  • 途中解約できないことがある。
  • 苗や肥料などを選ぶ自由度が低い。

市民農園のメリット・デメリット

市民農園のメリット

  • 利用料金が比較的安い。
  • 入会金はなく年会利用料のみの支払いが基本。
  • 苗や肥料を自分で用意するため、自由度が高い。

市民農園のデメリット

  • 水道やトイレなどの設備がない場合がある。
  • 農具のレンタルがない場合は自分で買い揃える必要がある。
  • 菜園アドバイザーがいないことが多く、基本は自力で栽培する。(中級者向きと言われることが多い。)
  • 苗や肥料などは自分で用意する必要がある。
  • 1年契約であることが多く、途中解約ができない。

市民農園によっては、菜園アドバイザーがいる農園もありますが、調べたところかなりレアでした。

菜園アドバイザーがいる場合は、野菜づくりの初心者さんでも安心ですが、市民農園は基本的に、自力で野菜を栽培します。

私が利用した市民農園では、農園のスタッフがいましたが、菜園アドバイザーとしているのではなく、草むしりや道具の手入れなどの施設の管理で常在している感じでした。

しかし、契約のときは1時間くらい時間を作ってくれて、野菜づくりの基本を教えていただきました。その時に学んだことはこちらの記事にまとめたのでご覧下さい。

また、私が利用した市民農園の利用者さんは優しい方が多く、時々アドバイスをしてくれました。

人間関係は、農園ごとに異なるため、基本的には自分で野菜を育てるという気持ちで市民農園を借りることがおすすめです。

初心者で不安な方は、菜園アドバイザーのいるシェア畑の利用を検討しましょう。

市民農園の探し方と借りる方法

畑を借りるには、民間団体が運営する「市民農園」か民間企業が運営する「シェア畑」を利用する方法があることをお伝えしました。

ここでは、市民農園を借りたいと思った方に向けて、市民農園の探し方を解説します。ざっくりした手順は、以下の通りです。

  • WEB「〇〇市 市民農園」で検索
  • 電話で借りることはできるか問い合わせる
  • 実際に市民農園を見学する※次項に見学のポイントのまとめあります。
  • 市民農園の利用の手続き(市役所が多い)
  • 必要なものをそろえる
  • 畑スタート!

詳しくはこちらの記事にまとめたのでご覧下さい。

埼玉県の市民農園をピックアップして調べてまとめました!金額や設備の相場はこちらを参考にしてみて下さい。

市民農園の選び方と見学のポイント

おいも

市民農園を選ぶ時と見学のときに確認してほしいポイントを9つをまとめました!

  • 広さ:数字でイメージするより実際を見る。
  • 利用期間:募集開始時期や契約期間を確認する。
  • 利用料金:年額で記載されていることが多い。
  • 利用可能時間:自分の生活の中で行ける時間はあるか確認する。
  • 設備:水道はあったほうがいい。
  • 駐車場:重い資材を運ぶことがある。
  • 農園スタッフの雰囲気:トラブル時にかかわる。
  • 利用者の雰囲気:近くの畑の人とは関わりが深くなる。
  • アクセスのよさ:通うことが苦にならない距離と場所。

市民農園を見学のポイントと選び方はこちらの記事にまとめたのでご覧下さい。

市民農園で嫌がらせはあるのか

私が市民農園を借りるときにかなり気になっていたことは、「人間関係」です。市民農園を借りる前に人間関係について調べましたが、まとめた記事はかなり少ないと感じました。

私は実際に市民農園を利用して、嫌がらせを受けたことはありませんてしたが、小言を言われたことはありました。

嫌がらせを防ぐためには、ある程度、周囲の人への気遣いは必要です。詳しくはこちらの記事にまとめました。

利用して感じた市民農園の暗黙ルール

嫌がらせや人間関係のトラブルを防ぐためには、自分自身がルールやマナーを守ることが大前提です。

市民農園を借りるときには、利用規定などの説明があると思いますが、それには書かれていない、暗黙のルールのようなものも存在していると感じました。暗黙のルール4つをご紹介します。

  • 市民農園にもボスがいる!
  • 農薬は周りに確認して使用する。
  • 自分の畑に接する道もきれいにする。
  • 草むしりを怠らない。
おいも

市民農園には優しい方もたくさんいるので安心して下さい!

こちらの記事に詳しくまとめたのでご覧下さい。

市民農園の基本となるルールとマナー

前項では私の独断と偏見が含まれた暗黙のルールを紹介しましたが、ここでは、どこでも共通する市民農園のルールとマナー8つを解説します。

  • あいさつをする。
  • ゴミは持ち帰る。
  • 雑草の管理をしっかり行う。
  • 雑草や野菜の枝葉を片付ける。
  • 農薬は周囲に確認してから適切に使用する。
  • 借りた道具はきれいにして返す。
  • 自分の作物が畑の外に出ないよう注意する。
  • 借りた畑の周囲もきれいに保つ。

詳しくはこちらの記事にまとめたのでご覧下さい。

市民農園の利用者の年齢層

私は30代前半で市民農園を借りました。もともと周りの年齢層は気にする方ではありませんが、実際に利用した市民農園では、60代以上の方が多い印象でした。

愛知県立大学の松宮准教授による研究結果では、次のようなデータがあります。

【市民農園の利用者の年齢層】

  • 40歳未満 3.7% 
  • 40代 5.8%
  • 50代 8.2%
  • 60代 34%
  • 70代 41.1%
  • 80代〜7.2%

この研究結果からもわかるように、市民農園の利用者の年齢層は、60代以上が約8割をしめていて、若い世代ほど利用者が少ない傾向があります。

20.30代の方で同世代の人が多い農園がいいという方は、シェア畑がおすすめです。シェア畑は比較的若い方が多く初心者の利用者が多いのも特徴の一つです。

市民農園の利用者の年齢層についてはこちらの記事にまとめたのでご覧下さい。

市民農園は60代以上の方が多いです。20代、30代の方は普段あまりかかわらない年代の方が周りにいると緊張するかもしれません。

高齢の方とのコミュニケーションでほっこりしたエピソードや会話のコツはこちらのページにまとめたのでご覧下さい。

畑を始めるために購入したものと費用

私が利用した市民農園では、基本的な農具(クワやジョウロなど)の貸出があったため、購入したものは比較的少なくてすみました。

農具の貸し出しがある市民農園の年額(4000円)も含めて、1年間で畑に関する出費は25,300円でした。

購入した道具金額(円)
霧吹き300
園芸用スコップ500
園芸用手袋800
鳥よけネット1,000
長靴1500
防虫ネット2,000
支柱2,000
ハサミ(自宅にあったもの)0
購入した道具の合計8,100
購入した道具
購入した消耗品金額(円)
黒のビニールマルチ2,000
ヒモ
苦土石灰1,000
発酵鶏ふん堆肥(単価200×2)400
化成肥料888 1㎏1,000
やさお酢スプレー本体800
やさお酢詰め替え(単価700×2)1,400
購入した消耗品の合計6,600
購入した消耗品
購入した野菜の苗と種金額(円)
ナスの苗(単価300×6) 1,800
オクラの苗(単価150×6)900
エダマメの苗(単価150×6)900
トマトの苗(単価250×2)500
ブロッコリーの苗(単価100×4)400
リーフレタスの種150
サンチュの種150
サニーレタスの種150
ベビーリーフ の種150
モロヘイヤ の種150
シソの種150
ペパーミント の種300
コマツナの種300
ホウレンソウの種300
ニンジンの種(単価150×2)300
購入した野菜の苗と種の合計6,600
購入した苗と種

1年間市民農園を利用して野菜づくりをした結果について詳しくはこちらの記事にまとめたのでご覧下さい。

市民農園で必要な基本のアイテムと服装

【畑の基本的な服装】

  • 動きやすい服装
  • 汚れてもいい服装
  • 肌の露出が少ない服装

【具体的な服装】

  • 長袖・長ズボン
  • 長靴・長めの靴下
  • 帽子
  • 手袋

【必要な対策とアイテム】

  • 暑さ対策→通気性のよい服・クールリング
  • 脱水対策→水分補給・塩分タブレット
  • 汗対策→汗拭きシート・制汗剤・クールリング
  • 日焼け→日焼け止め・UVカット素材の服・帽子
  • 虫→長袖長ズボン・虫よけスプレ

【NGな服装】

  • 半袖・半ズボン
  • サンダル

畑が大変と言われる理由

畑は大変だというイメージを持っている方は多いのではないでしょうか?

私が実際に1年間市民農園を利用して感じた畑で大変だと感じたことと、その対処法をまとめました。

  • 夏場は暑い:休憩しながら、塩分水分補給も忘れずに。
  • 冬場は寒い:動きやすい防寒着を着る。
  • 資材が重い:一輪車を利用。重い資材は小分けにして購入。
  • 時間の拘束:草対策に防草シートを利用。時間がない人はシェア畑も検討。
  • お金がかかる:肥料などのランニングコストがかかる。
  • 人間関係:複数人が利用する施設なので、多少の気遣いは必要。
  • 知らないことが多い:勉強が必要。
  • 収穫できないこともある:虫食いや野菜の病気で収穫できなこともある。
おいも

畑は大変なことも多いけれど、やりがいの方が勝ります!

収穫をするときの服装について

特に夏場は毎日のように野菜が収穫できます。

私は、市民農園が職場の近くだったため、仕事後にほぼ毎日のように市民農園によっていました。

一旦自宅に戻ってからだと、農園の閉園時間になってしまうため、収穫の時のみ、服装は私服のような格好で行ったこともあります。

中には、スーツに革靴で収穫をしている仕事後のサラリーマンもいました。

閉園時間もあるので、夕方は割とフリーダムな服装の人が多い印象でした。

収穫のときの服装についてはこちらに詳しくまとめたのでご覧下さい。

また、収穫できたものを市民農園の利用者さんからいただいたこともありました!

おいも

野菜をいただいたときに心がけたいことをまとめました!

営利目的の栽培

農林水産は食べ切れない分については栽培した野菜の販売を許可していますが、農園ごとにルールが決まっているため、農園のスタッフに確認することが確実です。

Q.収穫した農産物の販売について

A.市民農園で収穫した作物の販売については、自家消費量を超える分の農産物に関して認められています。詳しくは市民農園の整備の推進に関する注意事項にてご確認ください「市民農園の整備の推進に関する注意事項」

※農林水産省のホームページより引用

おいも

ぜひ、畑での野菜づくりに挑戦してみてください!

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