市民農園は年配の方が多い!人間関係が苦手でもコミュニケーション上手になるコツを解説

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市民農園は年配の方が多いイメージだけど、何を話したらいいのか、不安に思っている方はいませんか?

人間関係のトラブルを耳にすると、周りの人とのコミュニケーションにも不安を感じますよね。

実は、自分より年配の方とお話するときに喜ばれるポイントがあるんです。

私は、知り合いゼロ、野菜づくりの経験ゼロで市民農園をはじめましたが、周りのおじいさんやおばあさんたちが度々話しかけてくれて、ほのぼのとした市民農園ライフを送ることができました。

この記事では、実際に私が経験をふまえて、市民農園で自分よりも年が離れたご年配の方との関わり方について教えます。

今回の記事は、普段仕事などで年が離れた方と話す機会が少ない20~30代の方向けの記事になります。

この記事を読むことで、普段ご年配の方との関りが少なくても、実際にどんなコミュニケーションをとればよいか分かります。

結論は、「聞き手になること」です。

目次

わたしについて

・名前:おいも
・30代女性の現役ナース
・仕事がら、普段から年配の方との関りは多い。
・小さい頃から自然が好きで、自宅の庭で植物を育てていました。
・住まいの近くに市民農園があると知り、速攻で申し込み。
・畑経験ゼロの超初心者で市民農園を借りて1年目になります。

市民農園を利用している人の年齢層

市民農園は、70代の利用者が一番多いという統計がでています。(2015年1〜3月の名古屋県での市民農園利用者の統計より引用)

そのため、必然的にご年配の方との関わりが増えます。

20代、30代で会社勤めなどをしていると、なかなか70代以上の方と関わることは少ないですよね。

ただでさえ、初心者が初めて市民農園を借りるという緊張感もあるのに、普段出会うことの少ない年代の方との関わりは、また別のドキドキがあるのではないでしょうか。

【体験談】市民農園での年配の方とのコミュニケーション

私は、人見知りで、自分からは話しかけることはほとんどありません。

ですが、あいさつだけはしっかりするよう心がけています。 

こんな私ですが、農園ですれ違った方にあいさつしたり、自分の畑で作業していると、ご年配の方に話しかけて頂くことがたくさんあります。

「見てくれ!トマトが今年は1000個もできたんだ!」
「今年は大根がダメだな~」
「ウチの畑はね~…」

などなど。

お話好きの人は相手から話しかけてくれます。

私は、野菜を育てている人の生の声を聞くのが好きです。

うなずいたり、相槌したりと、気が付けば聞き役になっています。

同じ空間で野菜を育てている人の情報はとっても貴重です。

その畑の天気、気温、多い虫、害虫の対策、今年上手く作れた野菜とそうでない野菜など。

同じ時間、同じ敷地内の畑で野菜を作った人のお話は、本やyoutubeでは得られない貴重な情報です。

例えば、2023年の夏は異常な猛暑日が続きました。
そんな中、私はにんじんの種を、記載されている時期に蒔き、にんじんは、発芽するまで水を切らしてはいけないので、ほぼ毎日仕事後に水やりに行きました。

しかし、発芽はしませんでした。

自分の管理が悪かったのか。にんじんの種たち。本当にごめんねという気持ちが強く、落ち込みました。

しかし、利用者のおじいさんが、「今年は暑すぎてにんじんの種がまけないなぁ。もう少し涼しくなってから蒔くか~!」
と話していました。

その情報を聞いて、種をまいた深さや、水やりの問題以外にも、気温や環境の影響もあったのかと気づきました。

このお話しから、『発芽適温』の大切さや、臨機応変に種まきの時期をずらすことの大切さを学びました。
(にんじんの芽が出なかった心の傷も癒えました)

このように、農園の利用者さんとのコミュニケーションをとることで、教科書では得られない学びがあります。

おじいさんとの会話が途切れたタイミングで、少しだけ、わたしの畑の話をしてみました。

しかし、なかなか会話が噛み合いませんでした。

わたしの声が小さかったのか、聞き取れていなかったようで、少し困惑した表情をしていました。

次に話すときは、聞き手になって、声の大きさやトーンにも気を付けようと心の中で反省しました。

おじいさんに、「勉強になりました!」とお礼を伝え、おじいさんは、にこにこしながら、自分の畑へ戻って作業をはじめました。

その後も、農園で顔を合わせるたび、「頑張ってますね!」など、度々声をかけてくれるようになりました。

【この体験からの学び】
・お話し好きの人は、相手から話しかけてくれる
・利用者さんとのコミュニケーションで、教科書では得られない学びがある
・ご年配の方に配慮した話し方をする必要があった

市民農園でのコミュニケーションの注意点

市民農園に足を運んでいる人は、何かの作業をするために畑にきています。

そのため、仮に自分から話しかける場合は、相手の状況を確認することも大切です。

例えば、カンカン照りになる前に草むしりを終わらせたい人、翌日が雨なので、雨に弱い野菜を今日のうちに収穫したい人、このあと予定がある人など。

このように、相手の状況も考えて関わりを持っていくことが重要なポイントになります。

また、ご年配の方は、耳が遠いこともあります。

20代の会話のテンポでいくと、相手がうまく聞きとれなかったり、返答に困ってしまう場面もあるかもしれません。

ご年配の方は、高い声より、低い声が聞き取りやすく、話す速度はゆっくりの方が聞き取りやすいと言われています。

会話にぎこちなさを感じたら、自分の会話のペースや声の大きさを見直し、配慮しながら関わることも大切です。

自分から話しかける場合は、相手の状況に配慮する
自分の会話のテンポは気持ちゆっくりと
声の大きさやトーンに配慮する

おじいさんの「名言」紹介

「太陽の力は偉大だ」

10月に入り、私の育てていたナスの成長がゆっくりになってきました。

そんなナスを少し寂しそうに見ていた私に、おじいさんがかけてくれた言葉です。

「ナスの生長が遅くなったでしょう。日が短くなって、太陽の光を浴びる時間が少ないと、野菜も育たないんだよ。頑張って育てたけど、そろそろ、ナスも終わりの時期だよ。」

そんなおじいさんの言葉を受けて、一生懸命育ててきた、ナスの株を抜くことを決意しました。

「太陽の力は偉大だからね。」

おじいさんは、もう一度そういって、その場を離れていきました。

植物が育つためには光、空気、水、養分、温度が必要です。

そして、日が短くなると、どんなに水をあげても、愛情を注いでも、植物の成長はゆっくりになり、気温の低下とともに枯れてしまうこともあります。

自然の力は偉大で、逆らえない。

そんな自然の偉大さを思い知らせた名言。

「太陽の力は偉大だ」

補足

初心者で市民農園を始めようと思うと、何かと周りの方々に助けてもらうことがたくさんあります。

そのため、周りの人と一切関わらないということは、不可能に近いです。

しかし、自分のストレスとなるような関わりを無理にする必要はありません。

大半の方が、趣味や癒やしとして、野菜づくりをしていると思います。

そのため、時間がないときや、話す気分でないとき、人間関係がストレスになっている時は、「このあと予定があって。すみません。」などと丁寧にお断りすることも必要です。

自分が負担にならない程度に、周りの方との関わりを大切にしましょう。

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