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家庭菜園を始めたけれど、肥料などのランニングコストが気になるなぁ。
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自宅にあるものを肥料に活用できたら嬉しいよね!
今回は、『卵の殻肥料』のつくり方を紹介します!
この記事では、たまごの殻の手作り肥料の作り方と、その効果や使い方について解説します。
この記事を読むことで、お財布に優しい無料の肥料ができ、生ゴミも減り、野菜は元気に育つという「一石三鳥」の効果のある方法を実践することができるようになります。
結論は、卵の殻を洗って、薄皮を取ってよく乾燥させて軽く砕けば手作り肥料のできあがりです!
たまごの殻の肥料とは
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卵の殻の肥料とは、その名の通り、卵の殻を砕いて作った肥料のことです。
本来であれば捨ててしまう卵の殻は家庭菜園では貴重な肥料になります。
たまごの殻の主な成分「カルシウム」
たまごの殻の主な「カルシウム」です。
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カルシウムは植物にとって重要な栄養素です!
カルシウムには次のような働きがあります。
- 細胞膜を丈夫にして病害虫から身を守る力をつける。
- 光合成をおこなう。
- 栄養素を運ぶ。
- 根の生育を促進する。
植物のカルシウムが不足するとどうなるのか
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カルシウムが植物にとって大切なのはわかったよ!
では、カルシウムが足りないとどうなるの?
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植物のカルシウムが不足すると次のような問題が生じます。
【植物のカルシウムが不足すると生じる問題】
- 新芽や根の発育が悪くなる
- 例としてトマトの尻腐れ症や白菜の芯腐れ症がある
卵の殻のその他の成分
卵の殻には、カルシウム以外に窒素・リン酸・マグネシウムなどを含んでいます。
これらの栄養素も植物の生長には欠かせないものです。
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これらの栄養素に関しては、こちらの記事に詳しくまとめているので、ご覧ください。
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肥料以外の卵の殻の役割「土の酸度調整」
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卵の殻は、土の酸度(pH)の調整に役立ちます。
日本は降雨量が多く、雨は酸性(酸性雨)なので、雨が降り注ぐ畑の土は酸性に傾きやすい傾向があります。
特に、しばらく放置されて雑草が生い茂っている畑では、より土が酸性に傾きやすいと言われています。
しかし、多くの野菜は、pH5.5~7.0の弱酸性から中性の土壌を好みます。
卵の殻はアルカリ性であるため、畑の土に入れることで、土が植物に育ちやすい酸度に近づける働きがあります。
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日本の土は酸性に傾きやすいけれど、卵の殻はアルカリ性なので、土の酸度を調整する役割があるよ!
・日本の土は雨の影響で酸性に傾きやすい
・多くの野菜は弱酸性から中性の土を好む
・卵の殻はアルカリ性であるため土を野菜が育ちやすい酸度に調整する働きもある
たまごの殻が家庭菜園におすすめの理由
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卵の殻の肥料を家庭菜園に取り入れてみようと思う!
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卵の殻の肥料が家庭菜園におすすめの理由を解説するよ!
- 捨ててしまう部分を活用できるので環境にも優しい
- 無料でできる肥料でありお財布に優しい
- 身近なものが肥料になる
- 手軽に手作りできる
卵の殻肥料の作り方
卵の殻肥料の作り方はとっても簡単です!
- 使い終わった卵の殻を水洗いする
- 卵の殻を干して完全に乾燥させる
- 卵の殻を細かく砕く
とっても簡単ですね!
ポイントは、卵の殻は、しっかり洗ってよく乾燥させましょう。
この作業をていねいに行わないと、卵の殻にカビが生える原因となり、植物にも悪影響を及ぼしてしまいます。
卵を砕くときは、自分の手で砕いたり、フードプロセッサーを利用します。
私は、ジップロックに卵の殻を入れて、綿棒を転がして殻を砕きました。
手で砕いてもいいのですが、卵の殻の角がジップロックから飛び出して、手にあたってケガをする可能性があるため、手で砕く場合は、十分に注意してください。
また、卵の殻はかたく、自然の力で分解されるのには時間がかかります。
肥料の効果を早く効かせたい場合は、卵の殻を細かく砕くといいですが、ザラメの砂糖くらいの大きさで十分です。
細かく粉砕すると、土のpHの急激な変化が生じ、野菜の生長に影響を及ぼす可能性があります。
卵の殻肥料の作り方のポイントをまとめます。
・殻についた白身や黄身はしっかり洗い流す
・水洗い後はきちんと乾燥させる
→これらを怠るとカビが生える原因になる
・殻を砕くときがケガに注意する
・卵の殻を細かく砕いた方が肥料としての効きが早い
・細かく砕きすぎた卵の殻は、土のpHが急激に変化する可能性があるため、ザラメの砂糖程度の大きさで利用することが望ましい
卵の殻の肥料の使い方
卵の殻の肥料の使い方
卵の殻の肥料は、主に2つの使い方があります。
- そのまま土に混ぜ込む
- 植物の根元に撒く
野菜を育てている畑の土に、砕いた卵の殻をそのまま混ぜ込む方法と、植物の根元(土の表面)に撒く方法があります。
植物は根から栄養素を吸収するので、土に混ぜ込んだ方がより肥料の効き目が早く出ます。
卵の殻の肥料は何に使う?
卵の殻の肥料はカルシウムを豊富に含んでいるので、特にトマト・ナス・ピーマンなどのカルシウムを多く必要とする野菜に向いています。
とはいっても、ほとんどの野菜で利用できます。
【特に向いている野菜】
・トマト(尻腐れの予防)
・ナス
・ピーマン
・キャベツ
・ほうれん草
・枝豆
・大根
注意点
ここまで卵の殻の肥料について解説してきましたが、最後に注意点をまとめます。
- 卵の殻はしっかり洗いよく乾燥させてから利用する(カビが生えるのを防ぐ)
- 卵の殻は適度な大きさに砕く(粉砕しすぎると土のpHに影響する)
- 卵の殻はカルシウムを豊富に含んでいるが、野菜の生長にはその他の栄養素も必要となるため、バランスよく肥料を与える
捨ててしまうものを活用できる点では、今流行りのSDGsですね!
卵の殻の肥料は、植物が元気に生長するための補助的なものです。
日当たりや水はけなど、野菜づくりに大事な基本的な管理も併せて行いましょう。
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