畑を借りて野菜づくりをしてみたいな。
でも、初心者だし迷惑かけたりいじめられたりしないか心配。
市民農園はみんなで使う施設だから、それなりにトラブルもあるみたい。
わたしの体験談を含めてトラブルや防ぐ方法を解説するよ!
【人間関係】市民農園で嫌がらせはあるのか
私が市民農園を借りるときに1番気になっていたことは、「人間関係」です。
市民農園を借りる前に人間関係について調べましたが、そうした記事は少ないと感じました。
そこで、このブログでは、市民農園の人間関係についてまとめてみました!
私は実際に市民農園を利用して、嫌がらせを受けたことはありませんてしたが、小言を言われたことはありました。私の体験談をお伝えします。
小言を言われたある日のできごと
私が市民農園を借りて数週間たったある日のこと。
初めての畝立てとマルチングを終えて一息ついていました。
すると、初心者の私が一生懸命に立てた畝とマルチングを見て、通りすがりの市民農園の利用者が一言。
こりゃあひでぇなあ!
一生懸命やったのに…。
悲しい。
通りすがりの人も悪気はなかったのかもしれませんが、市民農園を始めたばかりの私にとっては、悲しい瞬間でした。
市民農園の嫌がらせの実態や人間関係について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
【人間関係】暗黙のルール
嫌がらせや人間関係のトラブルを防ぐためには、自分自身がルールやマナーを守ることが大前提です。
市民農園を借りるときには、利用規定などの説明があると思いますが、それには書かれていない、暗黙のルールのようなものも存在していると感じました。
暗黙のルール4つをご紹介します。
- 農薬は周りに確認して使用する。
- 自分の畑に接する道もきれいにする。
- 草むしりを怠らない。
こちらの記事に詳しくまとめたのでご覧下さい。
【ルール】市民農園のルールとマナー
一方的な嫌がらせは防ぐことは難しそうだけれど、みんなが気持ちよく市民農園を利用するためにはどうしたらいいかな?
1年間市民農園を利用して感じたルールやマナーを8つ紹介するよ!
- あいさつをする。
- ゴミは持ち帰る。
- 雑草の管理をしっかり行う。
- 雑草や野菜の枝葉を片付ける。
- 農薬は周囲に確認してから適切に使用する。
- 借りた道具はきれいにして返す。
- 自分の作物が畑の外に出ないよう注意する。
- 借りた畑の周囲もきれいに保つ。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
【雑草】市民農園でよくある雑草のトラブル
雑草は何となく抜いたほうがいいというのは知っていると思いますが、雑草を抜かずに放置していた場合、野菜や育てている花などにどのような影響があるか解説します。
栄養分を奪われる
雑草は野菜と同じように、土壌中の栄養分を吸収します。特に、生育初期の野菜は、雑草に比べて栄養分の吸収力が弱いため、雑草が生えていると、必要な栄養分が不足し、うまく育たなくなる可能性があります。
日当たりが悪くなる
雑草は野菜よりも背が高くなることが多いため、雑草によって、太陽の光が遮られて日当たりが悪くなります。植物は太陽の光によって光合成を行いますが、光合成に必要な光が不足すると、野菜の生育が悪くなります。
通気性が悪くなる
雑草がたくさん生えることによって、通気性が悪くなり、ジメジメします。ジメジメした環境は害虫やカビの原因になります。
水分を奪われる
雑草は野菜と同じように、土の中の水分を吸収します。特に乾燥した時期には、水分不足によって野菜の生育が阻害される可能性があります。
病気や害虫の被害を受けやすくなる
雑草は、病害虫の隠れ家や越冬場所になることがあります。雑草が生えていると、野菜に病害虫が発生しやすくなります。
周囲とのトラブル
特に市民農園や貸し畑を利用している場合、雑草が隣の畑まで伸びてしまったり、病害虫の被害が隣の畑にまで及んだりすることで、トラブルの原因になる可能性があります。
雑草のトラブルや雑草の対処については、こちらの記事にまとめたのでご覧下さい。
【農薬】市民農園でよくある農薬のトラブル
市民農園や貸し畑によって異なりますが、そもそも、農薬の使用を禁止している農園もあります。そんな農園で農薬を使用することは、利用規約に反するので避けましょう。
しかし、農薬の使用を禁止していない農園であっても、実際には無農薬栽培にこだわっている人も多く、むやみに農薬を使用することは、トラブルの原因になります。
農薬に関するよくあるトラブル
市民農園でよくある農薬に関するトラブルを解説します!
- 市民農園自体が、農薬の使用を禁止しているにも関わらず、農薬を使用してトラブルになる。
- 無農薬栽培と知らずに、自分の畑で農薬を使用し、「風で農薬が飛んでくる」とクレームが入る。
- 農薬に関する知識がなく、適切な量やタイミングで使用できずに、作物に悪影響がおよぶ。
これらのトラブルを避けるためには、農薬に頼らない畑づくりが重要になります。
農薬に頼らない畑をつくる方法
病害虫や雑草の早期発見に努める
・作物をよく観察し、病害虫や被害の早期発見に努める。
・病害虫を見つけたら捕殺する。
・病害虫への対処が遅れると、被害が拡大しやすくなる。
病害虫に強い作物や品種を検討する
・作物の種類によって、病害虫による被害の発生程度は大きく異なる。
・病害虫に強い品種を選んだり、接ぎ木苗での栽培を検討する。
連作を避け適切な土づくりや施肥を行う
・同じ土地で続けて同じ作物を栽培する「連作」をすると、病害虫が発生しやすくなるため避ける。
・窒素肥料の与え過ぎは、病害虫が発生しやすくなる傾向があるため注意する。
適地適作を心がける
・作物ごとに栽培に適した時期に種まきや苗の植え付けを行うことで、病害虫の発生を減らすことができる。
・作物が育ちやすい環境の土地で栽培を行う
農薬以外の害虫対策を行う
・害虫は見つけ次第、捕殺する。
・病害虫の被害にあった葉や枝を切り落とす。
・病害虫の被害が大きい場合は、作物の株ごと抜いて処理することも検討する
・防虫ネットや防虫資材を利用する。
草むしりをこまめにする
・雑草は、日当たりが悪くなる、風通しが悪くなるなどの理由から、病害虫が発生しやすくなる。
・雑草が作物に必要な栄養分を吸い取り、作物が健康に育たず、病害虫の被害を受けやすくなる。
コンパニオンプランツを利用する
・コンパニオンプランツとは、異なる種類の植物を一緒に植えることで、病害虫の予防や、成長が良くなるなど、互いによい影響を与え合う組み合わせのことをいう。
【虫】市民農園で実際に受けた害虫の被害
虫は苦手!
虫の写真は載せていないから安心して読んでね!
実際に初心者の私が、1年間市民農園の畑で野菜づくりをした中で、虫の被害がどのくらいあったのか、そのように対処したのかを解説します。
【結論】
1年間で5種類の虫の被害を受けたが、早期に適切な対処をすればそれなりに収穫できた。
アブラムシの被害と実際の対処
ガーデニングや畑の厄介者といえば、「アブラムシ」。アブラムシは、ストロー状の口をしていて、植物に口を刺して栄養を吸い取ります。そのストロー状の口で刺された植物は、アブラムシが持っているウイルスなどに感染し、植物が病気になることも。アブラムシは見つけ次第、すぐに対処しましょう。
1年間でアブラムシの被害を受けた野菜は、オクラ・ナス・サニーレタス・ブロッコリーの4種類でした。
オクラのアブラムシ被害
・5月上旬に6株の苗を植え付け。
・約1週間後に6株中2株のオクラの元気がなくなるが一時的だと思い放置。
・その数日後、2株のオクラがさらに元気がなくほぼ枯れている。
よく観察し、「大量のアブラムシ」がついているのを発見!
・他のオクラも確認すると、アブラムシが点々とついていた。
・2株はアブラムシの影響で枯れてしまった。
オクラのアブラムシの対処
・アブラムシがびっしりついて枯れたオクラ2株は抜いて処分。
・残りのオクラに2~3日おきに「やさお酢」をかけた。
・1~2週間程度でアブラムシはほぼいなくなった。
ナスのアブラムシ被害
・5月上旬に苗の植え付けを行い収穫も順調。
・8月中旬に一部のナスの元気がなくなる。
・観察すると葉の裏にアブラムシがびっしりついていた。
ナスのアブラムシの対処
大量のアブラムシが発生してしまったので、「片栗粉」を使ったアブラムシ退治の方法を試してみました。
【片栗粉のアブラムシ退治液の作り方】
・用意するもの:水1L・片栗粉大さじ1・鍋・霧吹き
・作り方:鍋に水1L+片栗粉大さじ1を加えてとろみがでるまで加熱→冷めたら霧吹きに移す
※片栗粉はただ水に溶かすだけではなく、加熱するのがポイント!
つくった液を霧吹きでアブラムシに向かってかける。乾くまで待つ。以上です。
結果は、1回の噴霧でアブラムシがほぼいなくなりました!
サニーレタスのアブラムシの被害
サニーレタスのアブラムシ被害は、密集したサニーレタスのうち、10株ほどに集団でアブラムシがついていました。
サニーレタスのアブラムシの対処
アブラムシがついたサニーレタスは株ごと抜いて処分しました。
ブロッコリーのアブラムシの被害
ブロッコリーは葉の裏や側花蕾(食べる部分)を中心に、ところどころにアブラムシがついていました。
ブロッコリーのアブラムシの対処
あまりにもびっしりアブラムシが付いている葉は切り落とし、「やさお酢」を1回だけブロッコリーの株の全体にかけました。
すると、1週間後には、アブラムシをほぼ見かけなくなりました。
アブラムシが発生したのが、12月の寒い時期だったため、アブラムシ自体もそんなに活発ではなく、この程度の対処で済んだと思われます。
アオムシの被害と実際の対処
アオムシは、モンシロチョウの幼虫で、体長は約4cmの緑色の芋虫のことです。
モンシロチョウの産卵は春~初夏、真夏は減り、秋に増えます。
そのため、アオムシは、4月〜6月と9月〜11月頃に発生しやすくなります。
特にアブラナ科(キャベツ、大根、小松菜、ブロッコリーなど)の野菜を好んで食べます。
アオムシは食欲旺盛で、身体が大きく成長すると、葉っぱを食べる量も多くなり、被害も大きくなります。
私が1年間でアオムシの被害を受けた野菜は、ブロッコリーの1種類のみでした。
ブロッコリーのアオムシの被害
防虫ネットをかけていたにも関わらず、「アオムシ」にたくさん葉がたべられていました。
防虫ネットをかけていても、虫はわずかな隙間を探して侵入してきます。
ブロッコリーのアオムシの対処
・防虫ネット:防虫ネットをかけましたが、虫食いの葉は増える一方でした。「虫は人間より賢いから、少しの隙間でも入ってくるんだ!」と、隣の畑のおじいさんが教えてくれました。防虫ネットを張り直しましたが、虫食いはおさまらず。おそらく、葉の影に隠れてアオムシを防虫ネットで閉じ込めてしまったのだと思います。あきらめて防虫ネットは1か月もしないうちに外しました。
・捕殺:一番効果的な方法。見つけ次第つぶしましょう。虫が苦手な方はピンセットなどで捕獲してつぶすか、害がないところへお引越しさせましょう。
チャノホコリダ二の被害と実際の対処
チャノホコリダニは、約0.2mmのたまご型のダニです。
肉眼では確認できないといわれています。
私が育てていた野菜でチャノホコリダ二の被害が確認できたのは、ナスのみでした。
チャノホコリダ二の被害
・7月頃から一部のナス(加茂なす)新芽が灰色になった。
・かろうじてできた実はヘタが灰色で実は傷がついた感じ。
・実が大きく育たず直径4.5cm程度で割れてしまう。(賀茂茄子の平均は直径10cm)
チャノホコリダ二の対処
・灰色の実や枝葉を取り除き、処分する(害虫被害にあった葉や茎は畑の外に持ち出すことが基本)
・ジョウロで真上から水をかけてチャノホコリダニを洗い流す
→これらをおこなった結果、賀茂なすは復活せず。
加茂なすは、京都が産地のとてもデリケートな品種だったようです。
どんな品種かを調べずに苗を選んでしまいましたが、「適地適作」や品種ごとの特徴をおさえたうえで苗や種を選ぶことは重要なことだと学びました。
ヨトウムシの被害と実際の対処
ヨトウムシとは、夜行性の「ガ」の幼虫のこと。
幼虫は、大きくなるとおもに夜に活動し、葉をたくさん食べます。 夜の間に葉っぱを盗み食いすることから、「夜盗虫」と呼ばれています。
ヨトウムシの被害
・葉っぱが食べられているけれど周囲に虫が見つからない
ヨトウムシは、夜行性であり、夜間に葉を食べて、昼間は土の中にいます。
葉っぱがたぺられているときは、アオムシの被害であることが多いですが、アオムシやその他の虫が見つからないときは、ヨトウムシを疑いましょう。
ヨトウムシの対処
ヨトウムシは見つけ次第、捕殺することが基本です。
ヨトウムシの探し方は、植物の根の周りを1㎝ほどの深さで少し広めに掘ってみることです。
ヨトウムシが虫食いの犯人であれば、大抵見つけることができます。
アズキノメイガの被害と実際の対処
アズキノメイガは、インゲン、あずきなどを食べます。 インゲンではさやのなかにもぐり豆を食べてしまいます。 食べられたさやには穴があき、粉のようなものが周囲に付着するので被害に気づきやすいです。
アズキノメイガの被害
アズキノメイガの被害は1年間で「インゲン」のみでした。
インゲンのさやの中に入り込み、豆を食べます。
アズキノメイガの対処
食べられてしまったさやは切って処分しました。
【鳥】市民農園で実際に受けた鳥の被害
畑で大切に育てた野菜は、自分で食べたいですよね。
しかし、愛情込めて育てた野菜でも、思いがけず被害にあることがあります。
初心者の私が実際に市民農園で1年間実際に野菜を育てた結果、
・ナス3〜5個
・トマト2.3個
が「トリ」に食べられる被害がありました。
特に収穫初期には、周りの畑に実っている野菜が少ないせいか、自分の畑の野菜が狙われることが多かったです。
トリ対策として、鳥よけネットをつけてみました。このネットをかけた後は、トリの被害はありませんでした。
【植物のトラブル】根腐れ
家庭菜園で野菜を育てているときに、水やりも肥料も十分に行っているのになぜか枯れてしまう。植物の根元から元気がなくなって腐ってしまった。こんな植物の症状に悩んだことはありませんか?
根腐れは、水のやりすぎや酸素不足、病気などによって植物の根が腐ってしまうことをいいます。
根は、植物に必要な水分や栄養分を吸収する場所であり、ここがダメージを受けると植物は枯れてしまうこともあります。
根腐れとは
植物の根が腐ることを「根腐れ」といいます。
根腐れが起きることで、根から水分や栄養分を吸収できなくなり、症状が進むと植物が枯れてしまうことがあります。
根腐れは根の先の方から少しずつ腐り始めるので、早めに対処すれば進行をとめて植物を復活させることができる場合もあります。
根腐れの原因
- 酸欠:植物の根は呼吸をしています。水の与え過ぎや水はけが悪い土はでの野菜づくりは、植物の根が水に溺れて酸素不足になってしまいます。
- 肥料の与えすぎ:必要以上に肥料を与えてしまうとで、根の水分が土に奪われてしまう肥料焼けという現象が起き、次第に根が腐っていきます。
- 菌が繁殖すること:土や根が酸素不足になってしまうと、嫌気性菌という酸素を嫌う菌が過剰に増える傾向があります。 この菌が増えることで根腐れが起こります。
根腐れの症状
【根腐れがおきている時の土の特徴】
- 水やりをしても土に水が吸収されづらい
- 土の表面がいつも湿っている
- 腐ったような臭いがする
【根腐れを起こしている植物の症状】
- 葉の色が黄色や茶色に変わっている
- 茎や枝に元気がなく柔らかい
- 植物の生長が止まる
根腐れの対処法
- 水やりを減らす→根腐れの初期に限る。根の酸欠を防ぎ、症状が進行するのを防ぐ。
- 株ごと処分する→植物が枯れるほど症状が進行していたら、株ごと抜いて処分する。
- 必要に応じて農薬の使用を検討する→土の消毒をすることで、根腐れの原因菌を殺菌する。
根腐れを予防する方法
一度腐ってしまった根は復活することはありません。
新たな根が元気よく伸びてくれれば、植物自体が復活することもありますが、根腐れは予防が何よりも重要です。
【根腐れを予防する方法】
- 土壌が乾いたら水を与える→根が水浸しになると、酸欠により腐ってしまう。
- 水はけのいい土づくりをする→特に粘土質の畑は水はけが悪いため、植物性の堆肥を施したり、畝を高めに作るなどの対策をする。
【苗のトラブル】徒長
家庭菜園で種からポットで野菜を育てていたら、ひょろ長くなってしまったことや、ホームセンターの苗売り場で、セール品になっているひょろひょろと細くて背の高い野菜の苗を見たことはありませんか?
実は、その苗は「徒長」の可能性があります。
徒長とは、日照不足などのさまざまな要因によって、植物が細長く育ってしまい、病気にかかったり折れたりしやすい弱い苗になることをいいます。
徒長とは
植物の茎や枝が必要以上に間延びしてしまうこと。茎が細くてひょろひょろと伸びた状態です。
正常に育った植物と比べて病気に弱く、害虫に対する抵抗性も弱く、暑さ寒さなど、環境の変化も受けやすくなります。また、細くて長いため、風などの影響で折れやすい特徴もあります。
徒長した植物の特徴
形の特徴
- 茎や枝が異常に長い
- 茎や枝が細い
- 葉と葉の間隔が広い
- 葉が薄い
- 全体的にひょろひょろしている
色の特徴
- 葉の色が薄い
- 茎や枝の色が薄い
その他
- 根が弱い
- 病害虫に感染しやすい
- 倒れやすい
- 実がつきにくい
- 味や食感が劣る
徒長の原因
・日照不足
植物は日光を浴びることで光合成を行い、茎や枝を丈夫に成長させます。
日照不足になると、日光を求めて茎や枝が伸びてしまい、徒長が起こります。
特に、日当たりの悪い場所で育てている植物や、冬など日照時間の短い時期は徒長しやすいです。
・高温
温度が高すぎると、植物の細胞分裂が活発になり、徒長しやすくなります。
特に、夜間の温度が高いと徒長しやすくなります。
・窒素過多
肥料を与えすぎ(特に窒素過多)により、植物の体内の水分量が増え、細胞が膨張しやすくなり、徒長が起こります。
・水やり過多
水やりが多すぎると植物の体内が水浸しになり、水膨れをするイメージで徒長しやすくなります。
徒長したときの対処
・日当たりの良い場所に移動する
徒長してしまった苗は、日当たりの良い場所に移動することで、徒長を抑制することができます。
日光を十分に浴びることで、茎や枝が丈夫になり、徒長が改善されます。
・間引きをする
徒長した苗が密集している場合は、間引きをして株間を広くしましょう。
株間が広い方が、それぞれの苗が日光を十分に浴びることができ、徒長を抑制することができます。
・摘芯をする
徒長した苗の先端を摘芯することで、脇芽の成長を促し、徒長を抑制することができます。
摘芯することで、植物全体にバランスよく栄養が行き渡り、徒長が改善されます。
・支柱を立てる
徒長した苗は倒れやすいので、支柱を立てて支えてあげましょう。
支柱を立てることで、苗が倒れるのを防ぎ、徒長が改善されます。
・薬剤を使用する
徒長抑制剤などの薬剤を使用することで、徒長を抑えることができます。
ただし、薬剤は環境や植物、畑に負荷を与えることもあるため、最終手段として利用することをおすすめします。